クレイ聖書解説コレクション「コリント人への手紙 第一・第二」(電子書籍)
内容
パウロが土台を築いたコリント教会には、教会内の分派や姦淫の罪など、多くの問題がありました。
そこで紀元55年頃、パウロがエペソから書き送ったのが「コリント人への手紙第一」です。
私たちは、使徒の時代を理想的な時代と考える傾向がありますが、そうではありません。すでに地域教会には様々な問題があったのです。
パウロはそんな不完全なクリスチャンたちを「聖徒」と呼び、問題の解決方法や多岐にわたる質問に答えています。
異言の賜物、献金のトピックなど、教会生活にお悩みのある方にもおすすめです。
コリント人への手紙第二は、第一コリントほど組織的に書かれたものではありませんが、パウロの感情のほとばしりが随所に見られる人間味のある書簡となっています。先に送った第一コリントの手紙を読んで、コリント教会が悔い改めたことを聞いたパウロが喜ぶ場面も。
第二コリントはアカヤ(ギリシヤの南半分)全土にいるすべてのクリスチャンたちにも読まれることを前提に書かれており、クリスチャンが遭遇する苦難の意味、異邦人クリスチャンとメシアニックジューの関係、献金、パウロ自身の体験など、内容は多岐に渡ります。
愛と情熱にあふれるこれらのパウロ書簡から、現代のクリスチャンが神によって啓示された霊的真理をどのように生活に適用し、具体的な問題に対応すべきかが見えてきます。
このコリント人への手紙の解説を、24年続いたテレビ番組「ハーベスト・タイム」でおなじみの中川健一牧師が、初めて聖書に触れる方でも分かりやすい文章でお届けします。
(本書は、月刊デボーションガイドClay【クレイ】2003年7月号〜8月号に掲載された「コリント人への手紙第一」と2003年11月号〜12月号に掲載された「コリント人への手紙第二」の解説記事を書籍化したものです。)
本書の読み方
本書には聖書本文は含まれていません(引用文を除く)。本書をご利用の際は、聖書を傍らに置いてまず該当箇所を読み、その後に解説文を読まれることをおすすめします。
なお、特に断りのない限り、本書の聖書引用は新日本聖書刊行会の新改訳聖書(第3版)を使用しています。